上記に加え、普段から高い基準での院内感染予防に取り組んでいます
「新型コロナウイルス重症化予防」に対する口腔ケアの有効性について
2020年4月20日放送のNHK「あさイチ」に出演された元国立感染研究所口腔科学部長、花田信弘先生(鶴見大学歯学部教授)は、お口の中にある常在菌をできるだけ少なくしておくことによって、新型コロナウイルスによる肺炎の重症化リスクを減らせるとの見解を示されました。また、直近の論文(4月24日時点)によると、普段、歯周病治療でお口の中の細菌を退治するためにも用いているアジスロマイシンという抗菌剤が、新型コロナウイルス治療に効果があることを確認する臨床研究も行われ始めています。
歯科の病気(むし歯、歯周病、歯の根の病気など)はほとんどが細菌感染を原因とするものです。
伊勢市の歯医者 宇治山田歯科医院では、例えばかぶせものを装着する治療の場合も、歯とかぶせものの間に極力すきまができないようにする精密な治療を行なったり、歯周病原菌の棲み家となる「歯石」を徹底的に除去する専門治療も行うなど、高いレベルでの細菌除去に努めてきております。ご病気や高齢により通院が困難な患者様には、訪問診療を行なっており、細菌を少くするための口腔ケアを継続的に実施してきております。病気そのものを予防するための予防歯科にも力を入れており、お口の中の細菌をできるかぎり少くするためのクリーニングや、歯磨き・舌磨き(舌清掃)指導も行なっております。
歯科医院では従来からシビアな感染対策を行なっており、本来、患者様が感染するリスクは極めて軽微です。今回の新型コロナウイルス感染に対しては、さらにもう一段高いレベルでの感染対策を早い段階から実施しております。
アメリカ歯科医師会の指針では、開業医が(休業せずに)緊急を要する治療を継続して受け付けることで、歯の痛みを訴えて病院の救急外来を利用する患者数を減らす(病院の医療崩壊を避ける)意義を示しています。当院でも、患者様とスタッフの安全に最大限の注意を払いながら、地域の医療崩壊が起こらないよう懸命に診療を行なっております。
普段より高いレベルの感染対策によって、患者様へはご不便をおかけする面もございますが、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。